天井修理(純正品、サンルーフ付)
(by 高志)
【概要】
 週末、純正の天井材を購入し、修理を自分でやりました。出来上がりはまずまずといったところです。
私の場合は、サンルーフ付きでしたので、3次曲面が多くかなり大変でした。ルームランプ付近とサンバ−イザ−付近の部分は急な凸凹が多く少ししわがよっていますが、以前の垂れ幕状態にくらべれば月とスッポンです。
接着にはスプレー糊を使用し端から順にはって行きます。2度と垂れないようにかなり厚くスプレーしたのですが、きれいに仕上げるにはほどほどにしたほうがよさそうです。
それから、純正のものは、スポンジが3mmくらい裏打ちされていて、その内側にかなり強い生地が貼られているので、スプレーのりがしみ出てきたり、失敗して剥がす際にスポンジが張り付く様なことはありませんでした。
飛行機の機体(もちろんラジコンですが)を自分で設計、作成したりして、細かい作業は自信があったのですが、正直、大変でした。
【サンルーフ部分の分解方法】
  1. サンルーフをあける。
  2. ボディー面と室内内面にはさまれた断面に、地面に対して水平にネジが4〜5本あるので、ワッシャーを落とさないように全てはずす。
  3. サンルーフを指が入る隙間くらい開けて閉める。
  4. 車外からその隙間に指をいれて持ち上げる。
  5. サンルーフをそのまま指を挟まない様全閉し、外からサンルーフの外側のボディー同色のパネルを斜前方に引き抜きます。この時パネル周囲の淵ゴムを傷つけないように注意します。
  6. あとは、サンルーフの骨組みが上からまるみえですからすぐ分かると思います。
ちなみに、室内側のパネルは前後2本の骨組みに白いプラスチックの蝶ネジ5×2本でとまっています。
サンルーフスイッチの付近は建築用の大きいホチキス(タッカー)でとめれば良いと思います。私の場合は接着が強力なので、そのままで問題ありませんでした。(ノーマルはリベット止め)
【サンバイザー】
 サンバイザーは鏡の蓋の部分は残しました。それ以外は鏡をはずし、もとの生地をやぶらないように丁寧に剥がすと付け方が分かります。
1枚の生地をフロントガラス側で折り曲げ、反対側のふちのくぼみに金属製の薄いへらなどで押し込んでゆくだけです。固定用のプラスチックの部品は端から金属の細い棒で固定されているだけなのでこれをニッパーなどで引き抜きます。
反対側の配線が入っている部品はそのままで作業できます。
【作業時間・費用】
 一人でサンバイザーまでやって、丸ニ日かかりました。天井材料はJRCさんに在庫があるようです。サンルーフ付きの場合余裕をみて2.5mあれば十分です。天井材の部品代ですがJRCさんで7,240円/mでした。
【必要工具・材料】
 スプレー糊は住友3M 99(文具店にて1本2,000円前後で購入可能)を2〜3本使いました。できればサイドの内装材をはずす専用工具があるとクリップを割らずにはずすことができると思います。(クリップというかスタッドやその受けは破損しやすいので 先に部品注文されていた方がいいです 1ヶ100円未満です)
【注意事項・その他】
 しわが寄っている部分は、接着剤が強力で時間をおくと、とても霧吹きなどでは対応できませんので貼る際は慎重に。
ウレタンボードの垂れ下がりはありませんでしたが、はじめからサンルーフの後ろあたりは、2〜3cm空隙がありました。
保温や結露防止のためかも?(下がっている方は坂本さんの方法試してみてください。もしくは、工業用の強力な接着剤(タイルを垂直面に貼れるようなやつ)を使用して、支え棒でおさえ1日くらい放置してください)
天井材は、いままでついていた古い布を上から当て、まち針で仮止めをし、自分で裁断しました。
【参考画像】
以下の画像は、あおきさんが天井を張り替えたときの画像です。
天井後方(サンルーフ格納部)
天井前方(サンルーフ部)
天井接着中(後方)
天井接着中(前方)
接着剤(セメダイン、スプレー糊)
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