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ボンネットマスコットについて |
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1968年にXJ6シリーズ1が英国で発売されましたが、1969年まで240、340、420の各サルーンが併売されました。
ボンネットマスコットが正規に取り付けられていたのは420、420Gまでで、1968年のXJ6シリーズ1以降は、ボンネットマスコットは一切、正式なジャガー純正では装着されませんでした。当然、XJ40も取り付けられていません。
純正ボンネットマスコットが復活したのは1995年式のX300からで、X308となった今でも、北米仕様のみの純正です。 注) X200(=NEW S−TYPE)用のボンネットマスコットも、北米仕様のみの純正です。
25年振りの復活ということになるボンネットマスコットですが、北米仕様以外は、X300以降も取り付けられていません。
注) JJでは以前X300用に国内で独自に作った、可倒式で小型(台座の丸いタイプ)のリーピング・ジャガーをオプション設定していたようです。また、1997年のX300アニバーサリー仕様には標準で付いていたらしいですが現在は、取り扱っていません。
英国内、ヨーロッパ内でも禁止です。日本国内も、正式には許可されておりません。
したがって、XJシリーズ1/2/3、XJ40の間は、一度も正式には取り付けられたことがない分けです。
XJ6/12シリーズ1〜3、XJ40時代に取り付られていたのは、420サルーン用(=MKX、420G用)の純正マスコット、およびそれのレプリカです。
国内の車検ですが、東北各県では条例によって車検制度が異なるため、 車検に通りません。
それ以外では、問題なく通ってしまいます(因みに、福島県ではサイドカー付き自動二輪もなぜか禁止されています)。
これは、固定式でも、可倒式でも同じです。可倒式だから車検OK、という分けではありません。
ボンネットマスコットですが当方では、一応の基準としてマスコット頭部先端が、ラジエーターグリル後端より3.5センチの位置に来るようにと、考えています。
注) 元々付いていないのだから正式な取付け位置はありません。リーピング・ジャガーの背中のラインが、地面と並行になるのが一番美しいという説もあり。 |
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現在入手可能と思われるボンネットマスコットは、以下の通りです。 |
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固定式ボンネットマスコット(ベースがライン型)
マスコット大(MK2/240/340用)
マスコット小(S TYPE/420/旧XJ用)
可倒式ボンネットマスコット(ベースがティアドロップ型)
マスコット大(X300 X308用)
マスコット小(X200 新型Sタイプ用)
以上のボンネットマスコットは、JRCさんで入手可能です。
| 固定式マスコット小 |
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以前JJで取り扱っていた
可倒式ボンネットマスコット(丸型ペース)
マスコット小(X300 X308用)
は、現在取扱いをしていませんので入手は困難です。
| 可倒式マスコット小(丸形ベースのJJ物)
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ボンネットマスコットの取付け手順 |
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以前、こいさんがボンネットマスコットを取付けたときの作業手順です。 |
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- マスキングテープで位置を仮決め
- ポンチでターゲットを決める
- 表から2箇所ドリルで穴を開ける、下の板まで2枚抜き!
- 裏からナットで固定するため、手が入るように下板にも大きめの穴をあける。
上から貫通したネジ幅大の穴をきっかけに、ホールソーで一気に!
- エアーガンで鉄くずを飛ばしておく
- 各穴の小口、ボデーと同色のレタッチペンでふさぐ(さび防止)
- 傷防止のために台座の裏に黒いウレタン質(ゴム質かも)のクッションを両面
テープでかます
- 裏からナットで固定して完了!
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ちなみにボンネットは、はずさず出来ました(本来のやり方かどうかは不明...)。
ボンネットのアームをはずして垂直になるように立てて、僕が手で支えながら(!)
の作業で、15分くらいの早業でした。
注) XJ40には、ボンネットマスコットの取り付けが考慮されてませんからボンネットの裏にサービスホールがありません。
X300、X308にはボンネットの裏にサービスホールがあるので、表面に取付け用の穴をあけるだけでOKです。更にX200(新型Sタイプ)の場合は、標準の丸いジャガーヘッドオーナメントをはずすと、そのまま無改造で、マスコットが装着できるようになっています。
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