始動直後に起こるアイドリングが上下する現象(ワウワウ現象)が解決しました。
原因はISC(Idle Speed Control)motorのバルブが緩んでました。
別件で気になってISC(ISCV、Idle Speed Control Valve ともいう)を外してみたら、案の定
テーパー状のバルブ先端はススで真っ黒
洗浄しようとするとバルブがステッパーモーターから外れてスプリングに飛ばされて仕舞いました。
チェックするとしだいに緩んでしまっていてモーターの動きに追従してなかったみたいです。
それでコンピュ-タはエンジンが暖まり安定するまで上げ下げの調整をしていたものと思います。
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場所はカムカバー左横、ブローバイホースとフューエルレールの間のインマニ上。
- 配線コネクター(4ピン)を外し、24mm以上のスパナかレンチで
ねじ込みになっているISC本体を緩めて外します。
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インジェクターとインジェクターの間オレンジ色の
配線の黒色のコネクターがついた部品がISC |
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コーン状の先端がインマニの穴を開け閉めして
アイドルの回転数を調節している |
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- ISCのインマニ側にコーン状のバルブが付いており、これをパーツクリーナー等で洗浄。
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ISCのバルブとバルブスプリングを
ステッパーモーターの入ったISC本体から外したところ |
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- このバルブがステッパーモーターにとりつけられている部分のネジが緩んでいる可能性があるので締め込んでガイドの溝に入って回らなくなるまで締めます。
バルブのネジ部を締め込んでゆくと「カチッ カチッ」と引っ掛かる抵抗があります。
画像では分かりにくいのですが、ネジ部の先側は縦に2本の溝が
あり、本体側にはそれに入る突起があります。
ノズルを締め込んでゆき溝が上記の突起に入ると回らなくなりますので、そこまで締め込みます。
締め込んで二番目の画像の状態まで締め込めなくても、キッチリ装着後はコンピュ-タの方で突出量を調整しますのでOKです。
- インマニ側の穴もスス状態なので、これはパーツクリーナーか出来ればキャブクリーナーを綿棒状のものに吹き付けてそれで洗浄します。直接吹きかけると比較的古くなったダイアフラムやシールのゴムや樹脂類はキャブクリーナーではフニャフニャになる恐れがあり、またインジェクション装置のシールや樹脂類を侵す可能性がある様です。
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これがISCの取り付け口とその奥に見えるインマニの穴
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洗浄後きれいになったインマニの穴。デリケートな部分ですので傷つけないように。
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- ISCを、ねじ部(2番目の写真の緑色に見える部分)にシリコンシーラントをつけてねじ込み配線のカプラーを繋いで終了です。
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